あすてんBLOG

会社勤め早17年。ワーママのリアルな日常を綴る雑記ブログです。

【分娩異常】長男の出産話【常位早期胎盤剥離】

どうも、かなモンです。

 

今回は私が長男を出産した時の話をしたいと思います。

もう5年前になる出産レポートなのですが、これから出産を控える妊婦さん、妊娠を望まれている方の参考になればと思い記事にします。

 

 

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妊娠初期から中期まで

長男の妊娠が発覚してからも、今まで通り仕事は続けていました。

仕事の内容的には、現場事務だったので立ちっぱなし作業はなかったですが、たまに重い荷物を運ぶ事はありました。

周りからは何か手伝わなきゃいけない事あったら遠慮なく言ってね。とは言われましたが、現状としては人に頼むくらいなら自分でやっちゃえ、人に頼んでる時間が勿体無い。という考え方が大きかったです。

常日頃、時間と勝負な職場(常に忙しい)なので小走りで走ったり、立ったり座ったり、という毎日でした。

それでも、出産ギリギリまで働こうと思っていました。

産休を取ろうと思えば、出産予定日の42日前からは取れました。

しかし、私は出産予定日の1週間前まで働こうと思ってました。

そう思っていた理由は、職場の先輩ママがそうだったので私が長い休みを取るのは申し訳ないと思ってしまっていたからです。

 

実際、その先輩ママも同じような仕事内容ですが、妊婦のくせに(←言い方悪いw)アクティブに動くしお腹大丈夫かな??とこっちが心配になるくらいでした。(その後先輩ママは無事に出産しています)

 

そういう姿を見ていたので私自身、少しの無茶なら大丈夫だろう。これくらいなら問題ないだろう。と新米妊婦ながら自分で自分のハードルを作っていました

 

私自身、妊娠の経過は順調で、定期検診も問題なく、赤ちゃんの生育も順調でした。

 

 

妊娠後期になって

一般的に、妊娠後期になるとお腹が張ることが増えてきます。

しかし、私は「お腹が張る」ということが今一どうゆうことか分かっていませんでした。

産婦人科の先生に「今、お腹張ってるのわかる?」と、聞かれて

「??わからないです。」と答えてました(情けない)

《お腹が張る》とは人によって感じ方は違いますが

・お腹がパンパン

・スイカのように硬い

・お腹がカチカチ(柔らかくない)

・お腹がパーンと張っている感じ

このように感じるとお腹が張っているということです。

お腹の張りが続くと危険です。

お腹の張りが続くと切迫流産・早産の危険もあります。

お腹の張りが続くようであれば、病院へ迷わず行きましょう。そしてまずは安静にしましょう。

 

私はお腹の張りが今一分かっていなかったので、お腹が張ることって私はないんだと、勝手に思ってました。

でも、実際は逆だったんだと思います。

お腹がよく張っていたので、張りということに気づかなくなってたんだと思います。

 

そして、あの日の夜がきました。

 

就寝、そして突然目が覚め大量の出血。

妊娠36週と4日。

いつも通り、仕事を終えて夜ご飯を食べ、お布団に入りました。

本当にいつも通りの1日でした。

胎動もすごく元気で赤ちゃんを感じる毎日でした。

ただ、いつもとなんだか気分が違うなぁと思ったのが23時ごろ。

なんだか寝つけませんでした。理由は分からないですが気分がいつもと違うというか何か違和感があって寝付けなかったのです。

そうこうしていても、いつの間にか眠りにつきました。

 

午前4時ごろ。

股のあたりが生温かいことに気づき起きました。

そして見てみると大量の出血。

一瞬でやばいと思い!「ねぇ、起きて!!」「病院行かなきゃ!」と寝ている旦那をたたき起こしました。

その間にもチョロチョロと流れ出る血。

私、これを破水した!!と思ったんです。

でも実際の破水は血なんて出ません。そんな事もその時は分かってませんでした。

病院に電話をすると「今すぐきてください」です。

病院は車を走らせて30分かかります。車の中で今何が起きているのか、赤ちゃんはどうなっているのか。パニックでした。車の中でも出血が止まることはなかったです。バスタオルを股に当てて移動してました。

ただ救いだったのは胎動があったことでした。

 

病院に到着

病院についてすぐに診察が始まりました。

先生がエコーを当てて入念に調べてくれてます。グリグリとあらゆる角度からエコーを当ててくれます。そのうちある箇所を入念に器具を押し当てて見てました。

「なんだかここがモヤかかってるんだよな」

素人目じゃ何がなんだか分からなかったです。

その時の私はドキドキしすぎて、怖くて、一言も発していなかったと思います。

 

部屋を移動して、赤ちゃんの心拍を図る装置をつけました。

大丈夫だよね?大丈夫だよね?

心の中でずっと問いかけてました。

そして、、、

 

 

ドクン、ドクン。

あの時の瞬間は今でも覚えています。

恐怖と不安から解放された瞬間でした。

 

大丈夫だった!赤ちゃんいきてた!

しかし、状況としてはあまり良くないようでした。

お腹の張りが定期的にやってきます。陣痛が始まりました。

いてててて!!!

陣痛やばい、やばい痛すぎる。。。

このまま張りの感覚が短くなってくれば自然分娩です。

しかし陣痛の痛みが3回ぐらい来たところで陣痛がなくなりました。

出血はこの頃にはほぼ止まっていました。

 

 

しかし、先生の判断は緊急帝王切開です。

やはり出血の原因がこの時点では断定できていなかったと思われます。

気持ちの整理がつかないまま、あれよあれよと手術の説明を受け、書類にサインをし

手術着に着替え、準備完了。

 

いきなり決まった帝王切開だったので、手術に対する恐怖心はありませんでした。

そして手術開始、ドキドキの瞬間でした。手術開始後10分、「赤ちゃんでますよ!」と言って、お腹をぎゅーーーっと押された後に「オギャーーー!」の声。

もう、安堵しかなかったです。

よかった。。。赤ちゃん大丈夫だった(;_;)

だけど、やはり赤ちゃんは血だらけ。

やはり、先生がエコーで見ていたモヤの部分に何か異常があったんです。

診断内容は「常位胎盤早期剥離の疑い」でした。

medicalnote.jp

 

あの時、破水も確かにあったんです。それに加えて胎盤が剥がれけてて出血があった。

ということなんです。

もし、破水がなくお腹の中で胎盤が剥がれる症状だけが出ていたとしたら、、、もしかしたら私も赤ちゃんも助かってなかったかもしれません。

 

これは赤ちゃんが教えてくれた奇跡なのかなと思っています。

生きたい。産まれたいと長男が教えてくれたんだと思っています。

大きくなったら長男に話してあげるつもりです。

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最後に

正直、なぜこのようなことになったのか、先生も原因はわからない言っていました。

ただ、日頃の生活を思い出しても仕事や生活に無理はしたら絶対にダメだと思いました。

妊娠の経過も人それぞれ。

みんな同じではない。

私は会社の先輩ママがアクティブに動く姿を見て自分も大丈夫だろうと過信してました。人は人。自分は自分。

同じようにできなくていい。同じように出来なくて当たり前。

お腹の張りがある時は無理せずに休む。

無理をすると取り返しのつかないことになることもある。

お腹の中の赤ちゃんを守れるのはお母さんだけです。

無理することなくマタニティーライフを楽しみましょう。

 

これで長男に出産話は終わりです。

これまで読んでいただきありがとうございました。

 

それでは、また。